こんなにたくさんのメリット!屋上緑化の効果について


屋上緑化が進んでいる背景をみてみましょう

屋上緑化とは、ビルやマンションなどの建築物の屋上に、植物を植えることをこう呼びます。大型ショッピングセンターやデパートの屋上で、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。屋上緑化が進む背景には、特に都市部でのヒートアイランド現象を緩和する目的があります。緑化を進めることで、環境改善やよりよい生活空間を構築するねらいもあるようです。

省エネが期待できる!屋上緑化の魅力

屋上緑化をすることによるメリットの一つとして、省エネルギー効果が見込める点があります。緑を植える効果として、夏は室内温度の上昇を抑制して、冬は保温効果を発揮してくれる点が挙げられます。これによりエアコンや扇風機などの使用を制限する効果も見込めるため、省エネが期待できる取り組みとして注目されています。

雨水の流出を緩和する効果も期待できます!

コンクリートやアスファルトの割合が多い都市部では、地面が雨水を吸収しにくい状況になっています。雨水が原因の水害は深刻で、溜まり水などによる床下、床上浸水などの被害報告もされています。屋上緑化はこの雨水を吸収する役割を担ってくれるため、被害を緩和するメリットが見込まれると言われています。

大気汚染対策にもメリットのある屋上緑化

緑が大気中の二酸化炭素を吸収して、光合成により酸素が発せられる仕組みは、知っている人も多いかと思います。屋上緑化で緑の割合を少しでも増やすことで、大気中の二酸化炭素を吸収させ空気の浄化をすることが期待できます。

癒しを得られる空間を作ることができます!

緑は人の心を落ち着かせ、安らぎを与えます。例えば病院の屋上を緑化した場合、患者さんが気分転換をするのにもってこいの場所となるでしょう。また人が集まりやすい場所になれば、癒しと交流が得られる空間として、よい社交場になることが考えられます。

ビル等の建築物の屋上スペースで芝生・キリンソウ等の植物を栽培し緑化させることを屋上緑化と呼びます。植物の蒸散効果によって緑化地域周辺の気温が下がる、断熱効果で屋内温度も下がるという利点があります。